
ビジネスのスピード向上や業務運用の効率向上を目的として,企業間や企業内システム間でデータ交換を利用する情報システムを構築する企業が増加している。データ交換では,運用時間帯,データ送信順序などの制約事項が,あらかじめ決まっている場合が多い。システムアーキテクトは,これらの制約事項を踏まえて,データ交換を利用する情報システムを設計しなければならない。
本問は,データ交換を利用する情報システムの構築において,どのような制約事項を踏まえ,どのように情報システムを設計したか,また,どのような異常を想定し,情報システムでどのような対応方法を用意したか,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,システムアーキテクトに必要なデータ交換を利用する情報システムの設計能力を評価する。