
近年,業務横断での業務改善が増えている。このような業務改善では,複数の業務間で統一的に集計や分析をするために統一したコードを新たに設定することがある。システムアーキテクトは,業務改善を実現するために,全体最適の観点から統一コードの整備方針を策定する。その際,業務改善の目的を達成するだけでなく,与えられたコストと期間について配慮することも重要である。
本問は,現状の業務やシステムをどのような視点から調査し,どのような統一コードの整備方針を策定したか,また,どのような工夫をしたかについて,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,システムアーキテクトに必要な業務やシステムの分析能力,仕様の調整能力などを評価する。